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ネットで見つけた。感想書いた。

なぜケチなお金持ちと気前のいいお金持ちがいるのか

不思議なものでお金持ちと言われる人たちには、気前よくチャリティーを行ったりして貧しい人に財産を分け与える人がいるかと思えば、そういったことを一切行わない人もいてケチなどと呼ばれたりしています。

 
例えば、長らく世界一のお金持ちだったマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が2018年に行った寄付の額は、なんと2500億円以上にもなります。彼は紛れもなく太っ腹なお金持ちでしょう。
一方で、2020年現在そのビル・ゲイツ氏よりもさらにお金持ちで世界一の富豪であるアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が同じ年に行った寄付は、130億円ほどでした。もちろん一般人の金銭感覚からすれば十分すぎるほどの金額を寄付していますが、ビル・ゲイツ氏が20倍も多く寄付をしていることを考えるとなんだか少ない気もします。
 
しかし理由を調べてみると、決してジェフ・ベゾス氏がケチだという話ではないことが分かってきます。実はお金持ちも本当の意味で金銭的な自由がある人たちと実はそうでもない人たちに分けられるのです。

マイクロソフト

 

 

大富豪
先述のビル・ゲイツ氏ですが、彼はご存知の通りマイクロソフトという会社を立ち上げて大きくしたことで財産を築きあげた人物です。ところがマイクロソフトのCEOなど要職を退いた現在の彼の資産はほとんどマイクロソフトとは関係がなくなっています。現在彼の財産はCascade investmentという個人資産管理会社に置かれており、ビル・ゲイツ氏はこの個人会社を通して主に上場企業の株式を資産として保有しているのです。
資産は複数の投資先に分散しているので、もはやマイクロソフトの業績も気にする必要がありません。巨額の富を自由に動かせる、本当の意味での大富豪といえるでしょう。
 
 
中富豪
アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は状況が少し異なります。帳簿の上ではビル・ゲイツ氏よりもお金持ちですが、彼の資産の大半はCEOを務めるアマゾンドットコムの株式なのです。仮に巨額のお金が必要になった場合には持っているアマゾンの株式を一度市場で売却して現金化するということをしなければいけません。事実ベゾス氏はブルーオリジンという宇宙開発企業の資金を用意するためにアマゾンの株式を売却して資金を確保したこともあります。しかしそもそもアマゾンの株式を持っているというのが彼がお金持ちである理由ですから、アマゾン株の大量売却はいつでも使える手段ではありません。そのため世界一の富豪であるジェフ・ベゾス氏は実はビル・ゲイツ氏に比べれば自由にお金を用意できないのです。
そして何より、極端なケースで考えれば仮にアマゾンが倒産すれば株式の価値はなくなり、彼はお金持ちではなくなってしまいます。これがビル・ゲイツ氏との違いです。先述の通りビル・ゲイツ氏は多くの異なる会社に資産を投資をしており、マイクロソフトという一つの会社には頼っていませんので資産が一瞬で紙切れになるリスクが少ないのです。
もちろん現実にはジェフ・ベゾス氏がお金に困るとは思えません。彼は世界一の富豪です。しかし、ビル・ゲイツ氏の方が富豪としては格上であることがわかります。このことが寄付の額にも影響しているはずです。
 
 
小富豪
さらに微妙な立場の富豪もいます。インターネットの登場により若くしてベンチャー企業を立ち上げて20代で億万長者になるような人物も現れている現代ですが、多くの場合そういった会社はまだ上場していません。そのベンチャー企業がどんなに急成長していて将来性があり会社の時価総額がどんなに巨額であっても、創業者である億万長者は証券取引所で簡単に会社の株を売ることはできないのです。これはアマゾンのような上場している企業の創業者に比べて圧倒的に不利になります。巨額の現金が必要になっても株を売るという手段は取りづらいことになります。
また、この手のベンチャー企業は成長することに全力を傾けて赤字で経営されていることが多いです。このような状況の会社は創業者もほぼ給料なしで働いていることも珍しくありません。将来会社が大成功した際にストックオプションなどで一気にリターンが得られるというやり方です。
では彼らは本当に我々がイメージするお金持ちなのでしょうか。帳簿の上では巨額の資産を保有していますが、それを使って豪邸やスーパーカーを買うことはできないのです。
 

お金

 
 
こうしてみるとお金持ちというのは帳簿上の金額の大小だけではなく、その中身が重要ということがよくわかります。
派手な生活をしている未上場のベンチャー社長よりも、地方でビルや駐車場を経営している社長さんの方が気前よく多額の寄付をするだけの余裕があるかもしれません。しかしそれはケチかどうかではなく、本当の意味で自分で使い道を決められるお金がどれだけあるのかにかかっているのです。
 
 

 

 
 
Reference;
Economics Explained:https://youtu.be/0MeRN7LE1LQ